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2012年01月12日 没後150年、歌川国芳展から





昨年12月17日より、六本木の森アーツセンターギャラリーで開催されている国芳展を、
年末に見に行ってまいりました。

kuniyoshi_1.jpg

国芳は1797年、日本橋に生まれ、12歳の頃には、
歌川豊国にみとめられその門下に入ったと伝えられています。
国芳の初期の作品は、わずかしか残っておらず、
浮世絵師としては困窮に時代を過ごしていたものと見らています。
不遇の時代を送っていた国芳に一躍脚光を浴びせたのが、
版元加賀屋から出版された「通俗水滸伝豪傑百八人之一個」のシリーズ。

kuniyoshi _4

ダイナミックで迫力のある構図、現代のグラフィックデザイナーを彷彿とさせる遠近法など。
全てが、天才ならではの表現を楽しんでいる。
この時代の版元は、いわゆる出版社であり、広告代理店であり、
優れた作家の才能を多岐な分野で開花させている。
歌川広重しかり、北斎しかり、美人画だけ書いた歌麿、春信などの天才もいる。
国芳のこのシリーズでビックリさせられるのが、
全てマルチのポスターとして制作されていることでした。
1枚の版木は、おおよそA3版の縦型ぐらいしかなく、
この版木を3枚、隅から隅まで絵を合わせて、彫り師が彫っていること。
そうして刷り上げた3枚の絵を、1枚の大型にはってポスターとして仕上げている。
実際の大きさにしたら、縦50cm×横1m。
江戸時代後期とはいえこの大きさの1枚紙ももちろんなかった。
さすがの迫力です。

kuniyoshi_5.jpg


江戸後期に入れば、元禄から続いた浮世絵の文化も、工房スタイルに変り、
さしずめ国芳作品は工房のスタッフによりものすごい数の作品が発表されている。

風景画では、広重の影響を受け近代的なアングルで、遠近法を確立している。
今まさにゲームの世界で展開されるイラストレーションそのままなのだ。

kuniyoshi_2.jpg

国芳_3

天保の改革によって、役者絵、遊女、芸者風俗に絵が禁止され、
出版界は大打撃を受ける。
そこから、国芳があふれるウィットで残した作品が、ユーモアと世の中を風刺して、
人気を博した。
雀に扮した男衆が、雀の遊女を吉原に買いに行く、
「里雀ねぐらの夕宿」は、時代を風刺した傑作として有名ですね。
猫に、鯉に、狸、いろんな動物、蛙までみんな擬人化して世の中に発表した。

幕末の錦絵は、鑑賞のためばかりでなく報道メディアの役割も果たしている。
国芳は庶民目線の視点で、時代を切り取り大作を残している。

1月後半から、展示物が、全て入れ替わる構成だそうです。
時代が残したグラフィックデザイナー、クリエーターとしての国芳を
堪能してみてはいかがでしょうか。



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