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2012年02月22日
プロは撮り続ける生き物
私が、30年来にわたり付き合いのあるプロカメラマンが、
東京での生活を引き払い、熱海に生活の基盤を移して活動している。
彼は広告会社の写真部を経て独立し、カメラの腕だけで生きてきた。
昔は女優さんやモデルをたくさん撮ってきた。
私とはデザイナーとカメラマンという関係だったが、
公私ともにエネルギッシュな仕事が一緒にできた。
いま彼は、広告カメラマンから、風景写真家へその立ち位置を替えて、
熱海近郊の風景をスナップしてブログでアップしている。
写真に興味のある方は、「デジスナ」ぜひこちらを。

彼曰く
「風景スナップ」を唱えて撮影中であるが、
美しき風景を撮る訳でもなく語るスナップを撮る訳でもない。
ただ身近な風景をスナップして楽しんでいるだけである。
気楽に長くやれるのはこの「風景スナップ」しかない?
たまにがんばって遠方に出かけたりして気分転換する事はあるが!
気軽にできるので老後の趣味に進めたい「風景スナップ」である。

一瞬の空気感に、どきっとさせられる。
突然現れる朽ちた廃屋、廃れた死んでいく風景。
ほっとする青空や、老人の表情。
毎日写真撮っているだけで、
じゃあ、その後どうなるの、そんなことは考えていないだろう。
毎日何処かへ出かけていっては、シャッターを切り続けている。
昨年の明治安田生命のCFで流れた作品はよかった。
たまに、アラーキーのような人間臭い作品に会うと、ぎょっとする。
カメラマンは、一生涯ファンダーをのぞき続ける、
猫のような野生を持った生涯をたどるのでしょうな。
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